第一学年の取扱説明書(総評)

<総評>(最終更新年度:2022)

第1学年は専門科目こそ少ないものの、見慣れない科目が多く、
個性豊かな先生それぞれに合わせた勉強法が求められる。

特に高校時代の学力貯金があまりない人は要注意である。
美術や体育といった実技科目もあるが、息抜きだと思って全力で楽しむのがおススメ。
特に重要なイベントや行事はないが、その代わりに夏休みや春休みを十分に楽しんでおくとよい。
また、部活動選びは慎重に。その理由は時期に分かります。
高校と同様に本学のカリキュラムはすべて時間割が組まれています。
都心のきゃぴ大学生のように「空きコマ」や「休講」、「ピ逃げ」などといった文化はそもそもありません。

あなたたちは、もはや大学というよりも歯科医師養成学校に来たのです。
医療者として必要な知識をたったの6年間で、治療できるレベルまで引き上げるのです。
また、この大学では、学年が2組のクラスに分けられてそれぞれ、Aクラス、Bクラスとなっています。
体育や英語、実験などではこのクラス単位での行動がメインとなります。
また、クラスとは別に学生4人~5人に対して1人の担任がつきます。
この担任は基本的にはその学年を教えている先生たちで構成されます。
この担任にも個性があふれていてゆるい先生から、厳しい先生まで様々です。
意外と重要なところなので、担任の先生とは仲良くしましょう。
もし、成績や学生生活でなにかピンチが来たら、すぐに相談し助けを求めましょう。
このように本学は非常に少ない学生に対して手厚いサポートがあります。
学生との距離が近いがゆえに、しばしばうっとおしさを感じることもあるかもしれませんが、
先生方は私たちの味方をしてくださいます。

 最後に、人間関係には細心の注意を払いましょう。


本学は学生数が少なく、学年で共にする時間が非常に長いため、ありとあらゆる話が学年で飛び交います。
ちょっとした話ならばともかく、色恋沙汰や確執話まで噂話ばかりがあふれています。
これの厄介な点は、話に「尾ヒレ」が付くということです。
すなわち、話が伝わっていく過程で盛られて、気づけばとんでもなく大きな話になっている、なんてこともある話です。
どうか人間関係の構築には十分注意してください。
たとえ当事者ではなくてもできれば関わらないことが望ましいです。
6年間みんなで仲良く進級卒業できればこんなに幸せなことはありません。

各科目先生たちの個性が際立っていて退屈しないはずです。

皆様の健闘を祈っております。(心を込めて。2022年度筆者より)